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kage静かな筋トレ記録

Training glossary

筋トレ・記録用語集

記事中に登場する専門用語と略語を、kageでの使い方に沿って短く整理しました。同じ言葉でも研究ごとに定義が異なる場合は、各記事の本文と参考文献も確認してください。

120語を収録

Kageの記録方式

セット種別、PR判定、左右別記録など、Kage固有の表示と計算ルールです。

Normal(通常セット)ノーマル / 通常セット
追加のセット技法を指定しない標準的なセット種別。Kageでは反復回数を記録し、PR判定と総負荷量の計算対象になります。
Supersetスーパーセット
2種目以上を、種目間の休息をほとんど挟まず連続して行う方法。Kageでは休息画面を挟まないセット種別として扱い、PR判定の対象になります。
Drop setドロップセット
高い負荷で反復した直後に重量を下げ、追加の反復を続ける方法。Kageでは専用のセット種別として記録できますが、PR判定の対象外です。
Myo-repsマイオレップス
比較的長い最初のセットの後、短い休息を挟んで少回数のミニセットを反復するレストポーズ系の方法。KageではPR判定の対象外です。
AMRAPアムラップ / as many reps as possible
定めた重量や時間などの条件内で、可能な限り多く反復する方法。Kageでは反復回数を保存し、PR判定の対象になります。フォームが崩れた反復まで数える意味ではありません。
Timedタイムド / 時間セット
反復回数ではなく継続時間を秒で記録するKageのセット種別。反復回数を0として扱うため、総負荷量とPR判定の対象外です。
PR判定ピーアール判定
Kageでは、過去より重い重量、同じ重量でより多い回数、またはEpley式によるe1RM更新のいずれかで自己ベストと判定します。左右別記録は左右を別々に評価します。
PR対象セットピーアールたいしょうセット
KageでPR履歴との比較に使う完了セット。Normal、Superset、AMRAPのうち反復回数が1回以上のセットが対象で、ウォームアップは除外します。
論理セットlogical set
アプリ上で1件として扱うセット記録の単位。左右別記録では左側と右側の結果を同じ論理セットに保持します。
記録方式tracking mode
反復回数をどの単位で保存するかを定める設定。Kageには通常記録と左右別記録があり、種目に応じて使い分けます。
通常記録standard tracking
左右を分けず、1つの反復回数として保存するKageの記録方式です。
左右別記録paired unilateral tracking
片側ずつ行う種目で、左と右の反復回数を別々に保存するKageの記録方式。PRとe1RMは左右を合算せず、それぞれ評価します。
完了セットcompleted set
予定した記録入力を終え、履歴へ確定保存されたセット。中断した入力や未保存の値とは区別します。
途中終了セットpartial set completion
左右別記録で一方だけを完了して保存したセット。Kageでは完了した側だけをPR判定でき、左右の回数は合算しません。可動域を狭めるパーシャルレップとは別概念です。
合計反復回数total repetitions / total reps
セットに保存された反復回数の合計。左右別記録では総負荷量のために左右を合計しますが、PRとe1RMの判定では左右を別々に扱います。
RIR記録率RIR coverage
対象セットのうちRIRが入力されている割合。記録の充実度を示す指標であり、回復度やトレーニング効果そのものを表す値ではありません。
Workout Effortワークアウト努力度
Kageでセッション全体のきつさを1〜10で記録する主観評価。各セットのRPEやRIRとは対象範囲が異なります。

記録・強度

重量、反復回数、セットのきつさを読み解くための用語です。

1RMワン・レペティション・マキシマム
正しいフォームで1回だけ挙上できる最大重量。実測値と、複数回の記録から計算した推定値は区別します。
e1RM推定1RM
重量と反復回数から式で推定した1RM。日々の強さの傾向を比較する指標であり、実測した最大挙上重量そのものではありません。
RMレペティション・マキシマム
指定回数を限界まで反復できる重量。たとえば5RMは、正しいフォームでおよそ5回だけ行える重量を指します。
PRパーソナル・レコード
個人の過去最高記録。kageでは重量だけでなく、回数や推定1RMなど、比較する指標ごとに意味が変わります。
RIRレップス・イン・リザーブ
セット終了時に「あと何回できたか」を表す主観尺度。RIR 2なら、同じフォームであと2回ほど反復できたという見積もりです。
RPE自覚的運動強度
運動のきつさを本人が数値化する尺度。筋力トレーニングでは10段階をRIRと対応させて使う場合があります。
ワークセットワークセット
準備ではなく、計画した負荷と回数で主要なトレーニング刺激を得るために行うセットです。
ウォームアップセットウォームアップセット
動作の確認や体温上昇、重いワークセットへの準備を目的に、比較的軽い負荷で行うセットです。
レップrepetition / rep
種目の動作を最初から最後まで1回行うこと。日本語では「反復」や「回」とも表します。
ROMレンジ・オブ・モーション
関節やトレーニング動作が動く範囲。研究では、どの範囲を1反復としたかが結果の解釈に影響します。
パーシャルレップ部分反復
動作の可動域の一部だけで行う反復。どの関節角度の範囲を使うかまで確認しないと、効果を一括りにはできません。
Volume-loadボリュームロード / 総負荷量
一般に重量×反復回数(複数セットではその合計)で表す外的トレーニング量。Kageもこの考え方で計算しますが、Timedは反復回数を持たないため含めません。筋への刺激を完全に表す指標ではありません。
TUTtime under tension / 筋緊張時間
筋や外部負荷に対して力を発揮している時間を表す通称。多くは1反復または1セットの所要時間として扱いますが、測定法が統一されているとは限りません。
レップテンポrepetition tempo / movement tempo
1反復の下降・切り返し・挙上など各局面に割り当てる時間。たとえば3-1-1は、通常、下降3秒・停止1秒・挙上1秒を示しますが、表記順は必ず確認します。
コンセントリック局面concentric muscle action / 短縮性局面
筋が力を発揮しながら短くなる局面。一般的な挙上種目では、外部負荷を持ち上げる側の動作に当たります。
エキセントリック局面eccentric muscle action / 伸張性局面
筋が力を発揮しながら長くなる局面。一般的な挙上種目では、外部負荷を制御して下ろす側の動作に当たります。
アイソメトリック局面isometric muscle action / 等尺性局面
筋が力を発揮していても、筋腱複合体や関節角度の見かけ上の変化が小さい局面。一定姿勢での保持などが該当します。
相対負荷(%1RM)relative load
その人の1RMに対して使用重量が何%かを示す値。たとえば1RMが100kgなら80kgは80%1RMです。
努力強度intensity of effort
そのセットで発揮可能な最大努力にどれだけ近づいたかという概念。重量の重さを示す%1RMとは異なり、RIRやRPEで表すことがあります。
セット間休息inter-set rest / rest interval
1つのセットを終えてから次のセットを始めるまでの休息。長さは次セットの反復能力やセッション所要時間に影響します。
挙上速度repetition velocity
反復中に負荷や身体が移動する速さ。平均速度、平均推進速度、最高速度など測定指標が複数あるため、単位と測定法の確認が必要です。
Velocity loss速度低下率
同じセット内で、初期または最速反復に対して挙上速度がどれだけ低下したかを示す値。疲労に伴うパフォーマンス低下の目安として使われます。
VBT / VBRTvelocity-based resistance training
挙上速度を測定し、負荷設定やセット終了の判断に利用するレジスタンストレーニング手法。速度計測機器と種目ごとの測定信頼性が前提になります。
トップセットtop set
その日の主要な高負荷セットを指す実務用語。必ずしも限界反復や1RM挑戦を意味せず、プログラムごとに定義が異なります。
バックオフセットback-off set
重いトップセットなどの後に重量を下げて行う追加セット。反復数やセット数を確保する目的で使われます。
Rest-pauseレストポーズ
セット途中または反復限界付近で短い休息を挟み、追加反復を行う方法の総称。休息時間や反復方法はプロトコルごとに異なります。

生理・回復

身体の適応や回復状態を説明するときに使う用語です。

HRV心拍変動
連続する心拍の間隔がどの程度変動するかを表す指標。測定条件や個人差の影響が大きいため、同じ条件で自分の推移を見るのが基本です。
DOMS遅発性筋肉痛
慣れない運動などの後、数時間から数日遅れて現れる筋肉の痛みや圧痛。筋肥大の大きさを直接示す指標ではありません。
MPS筋タンパク質合成
筋組織で新しいタンパク質が作られる過程。短期的な変化と、長期的な筋肥大の結果は同じ意味ではありません。
筋肥大きんひだい / hypertrophy
主に筋線維の断面積が増え、筋全体が大きくなる適応。測定法や期間によって、観察される変化の意味が異なります。
主観的疲労しゅかんてきひろう
本人が感じる疲れの程度。睡眠、心理的ストレス、筋肉痛などと併せ、普段の自分との差を判断材料にします。
急性反応acute response
1回の運動中から運動後の比較的短い時間に生じる変化。心拍、血中物質、筋力低下などが該当し、長期適応と同じ意味ではありません。
長期適応chronic adaptation
トレーニングを数週間から数か月以上継続した結果として現れる持続的な変化。筋力や筋断面積などの変化を含みます。
神経筋疲労neuromuscular fatigue
神経系と筋系を含む仕組みで、力やパワーを発揮する能力が一時的に低下した状態。主観的な疲労感とは一致しない場合があります。
Performance fatigabilityパフォーマンス疲労性
課題中または課題後に測定される、力・速度・反復能力など客観的パフォーマンスの低下しやすさです。
機械的張力mechanical tension
筋が外部負荷や自身の収縮によって受ける力学的な張力。筋肥大を説明する重要な要素ですが、実際の筋内張力を日常の記録だけで直接測ることはできません。
代謝ストレスmetabolic stress
運動中の代謝産物蓄積や細胞環境の変化をまとめた概念。いわゆるパンプ感だけで定量できるものではありません。
主働筋agonist
ある関節動作を生み出すうえで中心的に働く筋。動作や関節角度が変われば、役割も変化します。
拮抗筋antagonist
対象となる関節動作に対して反対方向の作用を持つ筋。運動中にまったく働かないという意味ではありません。
RMSSDroot mean square of successive differences
隣り合う正常心拍間隔の差を二乗し、その平均の平方根を取るHRV指標。短時間測定で副交感神経活動の影響を受けやすい指標として使われます。
SDNNstandard deviation of normal-to-normal intervals
正常心拍間隔(NN間隔)の標準偏差で表すHRV指標。測定時間の長さに強く依存するため、異なる測定時間を単純比較できません。
CKクレアチンキナーゼ
筋などに多く存在する酵素。血中CKは運動後に上昇することがありますが、個人差が大きく、値だけで回復状態や筋肥大効果を判断できません。
CSAcross-sectional area / 横断面積
筋や筋線維を長軸に対して横に切った面の面積。画像検査や超音波などで筋肥大を評価するときに使われますが、測定位置と方法の統一が必要です。

計画・プログラム

トレーニング量と時間軸を組み立てるための用語です。

トレーニングボリュームtraining volume
行ったトレーニング量の総称。セット数、反復回数、重量×回数×セットなど、文献や目的によって計算方法が異なります。
ボリューム等化volume-equated
比較する群どうしのセット数や総負荷量などを揃える研究設計。何を「同じ量」としたかの確認が必要です。
トレーニング頻度training frequency
一定期間にトレーニングする回数。全身の実施回数と、特定の筋群を鍛える回数は分けて考えます。
漸進性過負荷ぜんしんせいかふか / progressive overload
適応に合わせ、重量、回数、セット数、難度などの刺激を段階的に高める考え方。毎回重量を増やすことだけを意味しません。
限界反復muscular failure
適切なフォームを保ったまま、次の反復を完了できない状態。研究ごとに判定基準が異なる場合があります。
デロードdeload
回復を促すため、計画的に重量、セット数、頻度、努力度などを一時的に下げる期間や方法です。
ピリオダイゼーションperiodization / 周期化
目標と時期に合わせ、トレーニング変数を一定の時間軸で計画的に変化させる考え方です。
マイクロサイクルmicrocycle
プログラムを構成する短い単位。一般には数日から1週間程度ですが、固定された長さではありません。
メゾサイクルmesocycle
複数のマイクロサイクルをまとめた中期の計画単位。数週間程度を指すことが多いものの、目的により長さは変わります。
マクロサイクルmacrocycle
複数のメゾサイクルを含む長期の計画単位。大会や長期目標までの期間を俯瞰するために使います。
オートレギュレーションautoregulation / 自動調節
その日のパフォーマンスや主観的状態に応じて、重量、回数、セット数などを調整する方法です。
Cluster setクラスターセット
通常なら連続して行う反復を小さなまとまりに分け、その間に短い休息を入れる方法。休息時間と反復構成は研究やプログラムごとに異なります。
Pre-exhaustion予備疲労法 / プレイグゾースト
単関節種目などで対象筋を先に疲労させ、その後に多関節種目を行う方法。目的と種目順序を明確にして使います。
分割法split routine
筋群や動作を複数の日に分けて配置するプログラム構成。分割名だけでなく、各筋群の週当たり頻度と総量を確認します。
全身法full-body routine
1回のセッションで全身の主要筋群を扱うプログラム構成。毎回すべての筋を同じ量だけ鍛えるという意味ではありません。
PPLpush / pull / legs
押す動作、引く動作、脚のトレーニングに日を分ける分割法。実施頻度により、各筋群を週1回にも週2回にも設定できます。
ダブルプログレッションdouble progression
まず設定した回数範囲の中で反復回数を増やし、上限を達成したら重量を上げて回数を戻す進歩方法です。
線形ピリオダイゼーションlinear periodization
期間の進行に伴って、一般にボリュームを下げながら強度を高めるなど、主要変数を段階的な方向性で変える周期化モデルです。
波状ピリオダイゼーションundulating periodization
強度や反復数などを日単位または週単位で比較的頻繁に上下させる周期化モデル。DUPは日単位の波状モデルを指します。
用量反応関係dose-response relationship
セット数や頻度などのトレーニング量が変わると、筋力や筋肥大などの結果がどう変わるかという関係。多ければ常に良いという直線関係とは限りません。
特異性の原則specificity
適応は、実施した動作、筋群、速度、可動域、エネルギー供給系などの特徴に影響されるという原則。目標に近い課題を計画へ含める根拠になります。

音楽・運動形式

トレーニング中の音楽や運動テンポに関する用語です。

BGMバックグラウンド・ミュージック
背景音楽。トレーニング研究では、曲のテンポ、好み、音量、聴くタイミングなどが条件になります。
BPMビーツ・パー・ミニット
1分間の拍数で表す音楽テンポ。BPMが同じでも、曲の感じ方や運動への反応は人によって異なります。
HIIT高強度インターバルトレーニング
高強度の運動と低強度の運動または休息を交互に行う方法。強度、運動時間、休息比によって内容は大きく変わります。
Preferred music好みの音楽
参加者が好むと評価した音楽。研究では非好みの音楽や無音条件と比較されますが、選定方法は研究ごとに異なります。
Self-selected music自己選択音楽
参加者自身が研究や運動で聴く曲を選ぶ条件。研究者が用意した曲から好みを選ぶ条件とは区別される場合があります。
Pre-task music運動前音楽
ウォームアップや試技の前に聴く音楽条件。運動中に聴く条件とは、覚醒や注意への作用と実験条件が異なります。
During-task music運動中音楽
セットや有酸素運動など、運動課題を実施している最中に聴く音楽条件。運動前だけに聴く条件と分けて解釈します。

研究・統計

論文の方法と結果を正確に読むための用語です。

システマティックレビューsystematic review / 系統的レビュー
あらかじめ定めた方法で関連研究を網羅的に検索・選定し、結果を整理する研究。質は検索法や採用基準などに左右されます。
メタ解析meta-analysis
複数研究の結果を統計的に統合し、全体の効果を推定する方法。研究間の違いや元研究の質も併せて読む必要があります。
RCTランダム化比較試験
参加者を原則として無作為に複数の群へ割り付け、介入の効果を比較する研究デザインです。
クロスオーバー試験crossover study
同じ参加者が複数の条件を順番に経験する研究デザイン。条件の順序や持ち越し効果への対策が重要です。
効果量effect size
差や関連の大きさを共通の尺度で表した値。統計学的有意差だけでは分からない、効果の程度を読む助けになります。
95% CI95%信頼区間
母集団の値を推定するときの不確実性を示す区間。95%は、同じ手順を多数回繰り返したとき、その95%ほどが真値を含むという手続き上の性質です。
SMD標準化平均差
異なる尺度で測った研究結果を比較できるよう、平均差を標準偏差で割って標準化した効果量です。
MD平均差
介入群と対照群など、2群の平均値の差。同じ尺度で測定した結果の統合に使われます。
ICC級内相関係数
測定値の信頼性や、同じ対象を繰り返し測ったときの一致度を評価する指標。計算モデルにより意味が異なります。
CV変動係数
標準偏差を平均値で割り、ばらつきを相対的に表す指標。通常は百分率で示されます。
I²アイ・スクエアド
メタ解析で、研究結果のばらつきのうち偶然だけでは説明しにくい割合を示す指標。値だけでなく研究内容の違いも確認します。
N-of-1エヌ・オブ・ワン
1人の中で条件や介入を計画的に比較する方法。個人に合う選択を探れますが、結果をそのまま他人へ一般化はできません。
相関correlation
2つの変数が一緒に変化する関係。相関があっても、一方がもう一方の原因だとは限りません。
p値p-value
帰無仮説と統計モデルを仮定したとき、観察結果以上に極端なデータが得られる確率。効果が本物である確率や、結果の重要性そのものではありません。
統計学的有意差statistical significance
事前に定めた有意水準とp値などに基づき、帰無仮説の下ではデータが説明しにくいと判断した状態。効果の大きさや実用上の価値とは別です。
帰無仮説null hypothesis
群間差や関連がないなど、統計的検定で基準として置く仮説。p値はこの仮説を前提に計算されます。
SDstandard deviation / 標準偏差
観測値が平均の周りにどの程度ばらついているかを示す指標。個人差やデータの散らばりを表し、平均推定の不確実性を表すSEとは異なります。
SEstandard error / 標準誤差
標本から計算した平均値などの推定量が、標本抽出を繰り返したときにどの程度変動するかを表す指標。個々の測定値のばらつきを表すSDとは異なります。
SEM(測定の標準誤差)standard error of measurement
測定誤差の大きさを、元の測定単位で推定した値。論文によってSEMを「平均の標準誤差」の略に使う場合もあるため、方法欄で定義を確認します。
MDCminimal detectable change / 最小検出可能変化量
測定誤差だけでは説明しにくいと判断できる最小の変化量。臨床的・実用的に意味のある最小変化量とは別の概念です。
MCIDminimal clinically important difference
患者や利用者にとって意味があると考えられる最小の差または変化量。測定誤差を超える境界であるMDCとは目的が異なります。
Risk of biasバイアスリスク
研究の設計、実施、解析、報告によって、結果が真の値から系統的にずれる可能性。単なる記載不足や研究の規模とは分けて評価します。
出版バイアスpublication bias
結果の方向や統計学的有意性などにより、研究が公表される可能性が偏る現象。メタ解析の統合結果を歪めることがあります。
GRADEGrading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation
アウトカムごとにエビデンスの確実性を評価し、推奨判断を支援する枠組み。研究デザインだけでなく、バイアス、非一貫性、非直接性、不精確さなどを検討します。
エビデンスの確実性certainty of evidence
効果推定値が真の効果をどの程度適切に表していると考えられるかの評価。研究が多いことだけでは高い確実性になりません。
メタ回帰meta-regression
研究ごとの効果量の違いが、頻度、期間、対象者特性などの研究レベルの変数と関連するかを検討する解析。観察的な関連であり、因果関係を確定しません。
感度分析sensitivity analysis
採用基準、解析方法、欠測値の扱いなどを変えても結論が大きく変わらないかを確認する解析です。
サブグループ解析subgroup analysis
年齢、経験、介入条件などで対象や研究を分け、効果の違いを調べる解析。事後的な多数比較では偶然の差を拾いやすくなります。
ランダム効果モデルrandom-effects model
メタ解析で、研究ごとに真の効果が異なり得ると仮定して統合するモデル。研究数が少ない場合などは研究間分散の推定が不安定になります。
固定効果モデルfixed-effect model
メタ解析で、含まれる研究が共通の1つの真の効果を推定していると仮定するモデル。異質性が小さいことを自動的に保証するものではありません。
観察研究observational study
研究者が介入を割り付けず、実際に起きている曝露と結果の関係を観察する研究。交絡などの影響があるため、関連をそのまま因果関係とはみなしません。
一般化可能性generalizability / external validity
研究結果を、研究参加者以外の人、別の施設、種目、期間などへどの程度当てはめられるかという性質です。

Primary references

定義の主な参考元

各記事では、テーマに応じてここにない原著論文やガイドラインも参照しています。

  1. Kage製品仕様(現行アプリの記録ルール)セット種別、PR判定、左右別記録、RIR記録率、Workout Effort
  2. ACSM: Resistance Training Guidelines Update (2026)レジスタンストレーニングの基本変数、頻度、セット構成、上級テクニック
  3. ACSM Position Stand: Progression Models in Resistance Training for Healthy Adults1RM、RM、漸進性過負荷、トレーニング頻度とプログラム設計
  4. Helms et al.: Application of the RIR-Based RPE ScaleRIRとRPE
  5. Scott et al.: Training Monitoring for Resistance Exercisevolume-load、主観的強度、挙上速度などのトレーニング負荷指標
  6. Krzysztofik et al.: Advanced Resistance Training Techniques and Methodsスーパーセット、ドロップセット、レストポーズなどの上級テクニック
  7. Wilk et al.: Movement Tempo During Resistance Trainingレップテンポ、各収縮局面、TUT
  8. Baena-Marín et al.: Velocity-Based Resistance Training Systematic ReviewVBT、挙上速度、velocity loss
  9. Publication Guidelines for Human Heart Rate and Heart Rate Variability StudiesHRVの測定と解釈
  10. Advances in Delayed-Onset Muscle Soreness: Pathogenesis and DiagnosticsDOMSの特徴と経過
  11. Cochrane Handbook Chapter 1: Starting a reviewシステマティックレビュー
  12. Cochrane Handbook Chapter 10: Analysing data and undertaking meta-analysesメタ解析、効果量、信頼区間、異質性
  13. Cochrane Handbook Chapter 7: Considering bias and conflicts of interestバイアスリスク
  14. Cochrane Handbook Chapter 13: Assessing risk of bias due to missing evidence出版バイアスと欠落エビデンス
  15. Cochrane Handbook Chapter 14: Completing Summary of findings tables and grading the certainty of the evidenceGRADEとエビデンスの確実性
  16. NCBI Bookshelf: Glossary of Statistical and Clinical Trials Termsp値、SD、SE、観察研究、一般化可能性などの研究・統計用語

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